こんにちは、とりさんです。
今回は、旧帝大大学院(化学系専攻)の院試時に私が使用していた教科書を全て公開しようと思います。
化学系の大学院進学を考えている人は、ぜひ参考にしてください!
有機化学

さっそく、有機化学です
僕が実際に使っていたのは、
- 「マクマリー有機化学」 全3冊 + 解答
- わかりやすかった授業の資料
- 過去問
この2つです。
「わかりやすかった授業の資料」とは、その名の通り、わかりやすいと思っていた大学の授業資料です。
マクマリー有機化学
マクマリー有機化学は、有機化学全般を網羅している全3冊の教科書です。
教科書は、分厚さはあるものの、わりとコンパクトなサイズをしています。
<良い点>
- 問題までの説明文の丁寧さ
- 演習問題の多さ
- 持ち運びやすさ
<懸念点>
- 解答が英語版しかない
- 解答が重たい
マクマリーの懸念点として、解答が英語版のみしかないことが挙げられますが、正直、英語のレベルとしては簡単なのでわからない単語は辞書で調べるなどして解読することができます。
解答そのものは、とても大きい本なので、持ち運んだりするのには向きません。
解答がやや不便と言うこと以外、とても良くできた参考書なのでぜひ、一読してみることをお勧めします。
無機化学
続いて、無機化学です
僕が実際に使っていたのは、
- 「無機化学演習 大学院入試問題を中心に」
- YouTube
- 過去問
です。
僕は無機化学の教科書は難しすぎて、読んでも時間の無駄な気がして読みませんでした!(めちゃくちゃすぎる…)
ただ、こういう理解できない教科書や参考書を使わないということは意外と大事ではないかと思いました。
理解できないことをひたすら進めるのはただの苦痛です。
無機化学演習 大学院入試問題を中心に
僕は院試の時の無機化学はこの問題集しか使っていません。
<良い点>
- 本自体が小さく持ち運びしやすい
- 解答が丁寧
- 日本語でわかりやすい
<懸念点>
- 特になし
使い方としては、過去問を解いてみて自分の苦手な単元を、この問題集で復習する感じです。解答を読んでもわからないときは、自分の受けていた授業の資料を読み直したり、YouTubeで調べたり、教授に質問しに行ったりしました。
物理化学
次に物理化学です。
- マッカーリ・サイモン物理化学
- わかりやすかった授業の資料
- 過去問
です。
物理化学は、参考書や問題集をいくつか使ったりしましたが、難しくて中々挫折しやすい苦もあります。
マッカーリ・サイモン物理化学
物理化学に関しては、わかりやすい(僕でも理解できる)問題集がなかったので、基本的には自分の受けてきた授業の復習をしていました。
しかし、過去問を見るとそれだけでは対応できないこともありました。
そんなときに唯一僕でも読み進められた参考書がマッカーリ・サイモン物理化学です。マッカーリ・サイモン物理化学は太めの教科書で、数学の知識も必要になってくるため難しいかもしれませんが、丁寧に解説されています。
<良い点>
- 説明が丁寧でわかりやすい
- 数学の知識も解説してくれている
<懸念点>
- 重たい
- 価格が高い
※ただし、この参考書は、正直意見が分かれると思います。
というのも、僕自身は数学が好きだったので楽しく読んでいけましたが、数学が苦手な人にとっては読み進めるのが苦痛かもしれません。
また、読み進めて理解はできたものの、できるようになった感はあまりなかったので、商品リンクは載せてません。
物理化学の教科書は、アトキンスなどもありますし、せっかく購入しても、理解できず、使うことなく終わることもあるかもしれないので、書店などでパラパラ見てから購入するか決めた方が良いでしょう。
英語

次は、英語です。
英語は、受ける大学院にもよりますが、多くの場合はTOEICやTOEFLなどの外部試験の勉強と化学英語の勉強が必要です
TOEIC
今回は、僕自身が使っていた参考書を紹介する記事なので、TOEICのみの参考書を紹介していきます。
- 公式問題集
- キク単 TOEICver
TOEICは、とにかく公式問題集をしっかりやるのがオススメです!
化学英語
化学の専門英語です。
使っていたのは、
- いろんな大学院の化学英語の過去問
- YouTube
化学英語は、過去問ででているわからない単語を調べてみたり、作文があるなら自分で実際に作ってみたりしました。
YouTubeで海外の方が化学を教えているチャンネルを見るのもオススメです!
まとめ
今回は、僕が院試時代に実際に使っていた参考書・問題集を紹介しました。
- 有機化学:マクマリー有機化学
- 無機化学:無機化学演習 大学院入試問題を中心に
- 物理化学:マッカーリサイモン物理化学
- TOEIC:TOEIC公式問題集
- 化学英語:いろんな大学院の院試問題
教科によっては、専門書ばかりで中々勉強を進められないこともあります。
そんなときは、とりあえず進められる範囲や、教科を進めていってください。
理解できないものを読んで、やる気をなくしたり挫折する時間は無駄です。
また、本以外にYouTubeや授業の資料も役に立つはずです。
息抜きがてらに使ってみるのも良いでしょう!
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