
最終的に教師になるつもり無いけど、大学で教職課程とってもいいのかな?
教師に必須となる教員免許状ですが、
大学によっては、教職課程という授業が設けられており、教育学部でない学部でも教員免許状が取れることがあります。
しかし、教師になるつもりが今のところ無いのに、教職課程を履修しても良いのでしょうか?
今回は、「教師になるつもりがなくても教職課程を履修して良いのか?」について教職課程を履修していた実体験を元に、解説していきます。
<この記事は誰に向けたもの?>
- 教師になるつもりはそんなに無いけど、教職課程に興味がある
- 教師になるつもりのない教育実習生
教職課程をとっても、教師になる必要は無い
教職課程を取れば教員免許状が与えられますが、必ずしも教師になる必要はありません。
そもそも、大学の教職課程を終えてもらえる物は、免許状だけで、教師になりたければ、それに加えて教員採用試験を受験して合格する必要があります。
したがって、教職課程を履修し終えたとしても、教師になる資格を得ただけで、教師になることが決定するわけではありません。
<教師になるために最低限必要なもの>
- 教員免許状(大学の教職課程を終えるともらえる)
- 教員採用試験の合格(自分で受けに行く必要あり)
どのくらいの人が免許をとっても、教師にならない?

これは、大学や学部により異なってくると思いますが、
私のいた学科では教職課程を履修していた15人中、7人が教師になりました。
ちなみに、私は入りたい企業が決まっていたので、教師にはなりませんでした。
大学卒業時は、「友人達が教師のことばかり話して、置いてけぼりになるのでは?」と思っていましたが、案外、他の職業の話を聞くのもわくわくします。
なぜ、教師にならなかったか?
私の場合、「教師の仕事はきついだけでなにも楽しくない!」とは思っていません。むしろ逆で、とても素敵な仕事だと思っています。
しかし、私は入りたい企業が明確にあったので教師になりませんでした。
10年後やさらにその先で、教育に関わりたいと思うことはゼロではありません。
その時には、企業で働いた経験を教師生活で生かせると考えたのです。
大学卒業後にすぐ教師になって、子どもとの接し方や発達について極めるのも良い道だと思います。
人それぞれの考え方がありますので、正解はありません。
教師にならない場合、実習先や先生達への伝え方【注意点】

ここからは、教育実習時や教職の先生方との面談時の注意点についてのお話です。
教職課程は、教師を目指す学生にとっての授業ですので、
教育実習の際、卒業前の面談の時に「教師になる気はあるのか?」と聞かれることがあります。
このとき、「絶対教師になんかならないけど、一応免許だけとるわ~」のような、スタンスでいるのはやめましょう。
卒業後、大学院や企業に行く場合
卒業後の進路が、教師でない場合には、
「教師にも興味はあるが、まずは企業で社会に触れたい。その後、教師になることも視野に入れている。」
「教師も魅力的だと思っていたが、大学院で研究していきたい。その後、教師になる可能性もある。」
など、濁していきましょう。間違っても、
「就職するので、教師になることはありません」
など、言うのはやめましょう。特に、実習先の生徒の前では言わないようにしてください。
教育実習まで頑張ることができたあなたは、少なくとも教師に興味があるはずです。なので、それをしっかりと伝えましょう。
まとめ
今回は、「教師になるつもりはないけど、教職課程をとって良いのか?」について、実体験を元にまとめました。
- 教職課程とっても教師にならなくても大丈夫!
- 教師にならない人も結構いるよ
- 実習先、実習時の生徒の前で「教師になりません」という態度はNG
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