院試のスケジュール【完全版】

化学系大学院 院試

今回は、大学院に進学したい人に向けて院試のスケジュールを紹介したいと思います

僕の中の人は、外部の大学院試験を経験しているよ!

中の人…

※旧帝大・国立大学の工学系研究科への外部受験の経験をもとに作成したので、全ての院試を網羅しているわけではありません。もし、分野が違う人は必要な部分を取捨選択してください。

1.院試の準備はいつから?

院試の準備は早い人だと大学3年の前期~2年の後期から始めます。遅い人でも4年生になる前から始めています。
特に、東大・京大の院に行きたい人は3年の前期には準備し始めるべきでしょう

ちなみに、私は院試の準備が遅すぎたので4年生の5月から開始しました

結果としては、某国立大学院と旧帝大院に合格することができましたが、院試の成績はあまり良くなかったので、なるべく早めに準備しましょう。

結論:3年生の前期から始めていると安心!

2.院試の理想的なスケジュール

ここから、僕が思う院試の理想的なスケジュールを紹介します。
(学部3年生から準備した想定で書いており、あくまで理想的なスケジュールなので途中参加する人は適宜自分の状況に合わせて修正してください)

1.受験する大学院の決定・受験科目の確認をする(B3 9月まで)

まずは、どの大学院を受験するのか決めましょう。
これは、なんとなくこの大学院が良いな~くらいでもokです。行きたい大学院が決まっている人は、志望する研究室まで決められれば完璧です!

志望大学院を決定したらその大学のHPから大学院受験の募集要項を探しましょう(学部生なら博士前期課程、修士2年なら博士後期課程の募集要項を見る)
募集要項で確認するのは、①受験資格②受験科目③外部英語試験の成績が必要か、です。

これら3つを確認しましょう。

2.外部英語試験を勉強する(B3の10月から 3のステップと並行して行う)

募集要項から英語試験の成績が必要かを確認し、必要なのであれば英語試験の勉強に取り掛かりましょう。

特に、TOEICの場合は600点を確保するようにしましょう。

院試科目の重要性は基本的に、英語 < 専門科目 です。

しかし、専門科目の内容は試験当日になるまでわからないので、専門科目だけにすべてをかけるのはとてもリスキーです。また、英語の成績は試験直前に詰め込んでもなかなか上がりにくいです。

したがって、受験先大学院で外部の英語試験(TOEICやTOEFL)が必要な場合は、まずこちらの対策をしましょう。

期限の目安としては、B4の4月には英語の成績があるのが理想ですので、試験を受けるのは遅くてもB3の2月や1月です。

※ただし、以下の場合はこの段階をスキップしましょう
・現時点でTOEICやTOEFLが高得点である→その成績書が院試の有効期限を満たしているかを確認してこの段階をスキップ
・現時点で院試まで2か月もない→スコアをもっていないならすぐに英語試験の申し込みをして最低限のスコアを確保する(そもそもスコア提出が間に合うか調べる)

3.専門科目を勉強する(B3 10月から)

外部英語試験と同時に、専門科目の勉強に専念しましょう。
このとき、注意してほしいのがまず過去問を解くということです。

え、でもまだ何も勉強してないから過去問なんて解けないよ…

おそらく、ほとんど解けないと思います。しかし、過去問に取り組んだことで、どのような問題が出るのか・どのような知識が自分に足りていないのかわかったはずです。

過去問を解いたら、教授や友達、教科書を駆使して解答を考えましょう。(解答がある場合はそれをみる)

その後は、自分に足りない部分や不足していた分野を中心に勉強して行きます
勉強する教材については、受験先大学院の先輩や教授から聞くのが最も良いと思いますが、無理そうならネットで調べるのもアリです。

私の場合は、同じ大学院を受験する友達からその大学院で使っている教科書を聞き、それを勉強しました

聞ける人がいないなら、とりあえず志望する大学院の募集要項やHP、ネットで参考書を調べてみましょう。
次のステップで研究室訪問するので、その際に教授に聞いてみるのもありです

4.研究室訪問する(B3 2月 ~ B4 5月)

3,4月頃になったら、志望研究室を決定し、研究室訪問しましょう。
研究室訪問とは、その名の通り研究室の教授にメールして教授から研究室に関する話を聞くことです。

【研究室訪問の手順】
①志望研究室のメアドを調べる(大学のHPとかから)
②志望研究室にメールを送りましょう。
③研究室訪問する

時期によっては、「オープンキャンパスの時に訪問してください」と言われることもあります。そのときはおとなしくオープンキャンパスで話を聞きましょう!

5.第一志望の研究室の教授に受験することを伝え、受験する

第一志望の研究室が決まったらその研究室の教授に受験することをメールで伝え、出願しましょう!

出願後はひたすらに専門科目の勉強や面接対策をしましょう

3.まとめ

今回は、院試のスケジュールについてまとめました。

☑院試勉強は遅くても3年の後半に始めると良い(ただし、4年の4月5月でも頑張れば間に合う)
☑英語の外部試験がある場合はそっちを先に終わらせる
☑専門試験は過去問から始める

しっかり準備して院試に挑みましょう!!



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