理系の研究室の選び方は?迷ったときのポイントを解説【理系 研究室選び】

大学院受験(化学系)

「研究室、そろそろ決めないとダメなのに決まらない…」
「他の人はどういう基準で選んでいるんだろう?」

大学3年の後半くらいから、突然始まる研究室選び…。どんな基準で選んでいけば良いのかわかりづらいですよね。

実は、私も研究室選びは最後まで迷っていました…

今回はそんな私から理系大学生・大学院生に向けて、研究室の選び方や迷ったときの考え方をお話をします。

研究室選びとは?

研究室選びとは、理系大学の3,4年の時に、卒業研究を行う研究室を選ぶイベントです。

4年生のほとんどを研究室で過ごすことになるため、重要なイベントです。
大学院進学する人は、3年間過ごす可能性も高いため、より重要なイベントです。

研究室とは?

大学の先生(教授や准教授)は、普段は大学生に向けて講義をしています。一方で、自分自身の研究室というものも運営しています。

研究室とは、その名の通り研究をする場所で、そこで新しい物や新しい発見が生まれています。

研究室の選び方 2選

ここからは、研究室選び方についてです。

研究室の選び方は、大きく2つです。

  1. 研究内容や希望する進路から選ぶ
  2. 居心地の良さ・人間関係で選ぶ

①研究内容や希望とする進路から選ぶ

あなたの将来像が明確な場合は、研究内容や進路との関係で研究室を選びましょう。

「どうしても製薬会社に行きたいんだ!」や「触媒開発がしたい」などのような希望とする進路がある人です。

人気の高い研究室であるからといって、就職力が高いとは限りません。
それよりも、就活の時には「触媒の研究がしたい▶研究室は触媒関係の研究室に所属していた」と話す方が話しやすいです

というわけで、一つ目は、どんな研究をしたいか・どんな進路を希望しているかから選ぶやり方です。

②居心地の良さ・人間関係で選ぶ

進路がまだ決まっておらず、①の選び方では選べない人向けの選び方です。

「今は行きたい会社とか特にないな~」という人です。

研究室で過ごす時間は学部生の皆さんが思っている以上に長いので、「より快適に過ごせそうか?」、「人間関係がうまくいきそうか?」で選びましょう。

研究室の雰囲気を知りたいときは、研究室にいる教授だけでなく、大学院生の雰囲気も確認しましょう。

どうしても迷ってしまう人へ

「うーん、この研究やりたいけど、でも雰囲気合わなさそうだな…」

「興味はあるけど、よくわからない…」

研究って想像がつきにくい世界ですし、迷うのも仕方が無いです。

こういう時の絶対的な正解はありませんが、以下の考え方を少し参考にしてください

  • 自分の心の底に聞いてみる
  • 自分がその研究室にいるイメージをする

一番最悪なのは、「やりたい研究でもないし、雰囲気も合わなかった」という場合です。そういう意味では、やりたい研究がある人は研究内容から選ぶのがオススメになるのです。

研究室選びに失敗したら…

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「うわ!研究室ここじゃないほうがよかった、、」と思うこともあります
そんな時は、何が問題なのか考えてみましょう。人間関係が嫌なのか、進路が自分と合わないのか、などです。

人間関係が嫌な場合

研究室に入ると、コミュニケーションをとる機会が増えます。
当然、人間関係の悩みも増えます。

とにかく、研究室内で味方を作りましょう。
一人でも味方がいれば安心感が変わります。
研究室内に頼りにできる人がいない場合は、大学内の友達に相談しましょう。
それも難しいなら大学の学生課、教務課に相談してみましょう。

休学という選択肢もあります。そのくらい気楽にいきましょう。

進路が自分と合わない場合

「うわ、物理系の研究室だけど、もっと生物系の研究したかった、、」という場合
この場合は、とにかく次の進路にスムーズに進めるよう努力しましょう。

4年生であれば、大学院入試で外部受験もできます(内部進学していない場合)。
就職予定なら、就職先は自分の目指す会社になるよう、熱意をアピールできるものを用意しましょう。

たとえ、自分のやりたい事ではなくても、何かを頑張ったことは無駄になりません。
次の進路をしっかり考えられれば良いのです。

まとめ

今回の記事では、理系大学生向けに研究室選びの考え方についてまとめました。

決断するのは勇気がいりますが、決断を正解にできるように頑張りたい物です。

  • 研究室選びは3,4年から始まる
  • 研究室選びは重要。特に大学院進学するなら
  • 研究室は研究内容か快適さで選ぶ
  • 研究室が合わなかったら相談しよう

以上、理系の研究室選びについてでした。

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