こんにちは、とりさんです
「研究室のこと知りたいけど、よくわからない…」
「来年から研究室配属だけど、生活のイメージがつかない」
普段、有機研究室で研究している僕が有機化学系研究室の一日を紹介します!
有機化学以外の分野の研究室でも参考になる部分はあるのでぜひ見てください
【この記事でわかること】
- 有機化学系の研究室の一日がわかります
- その他の分野であっても研究室の一日がイメージできます
研究室とは?
一般的に理系の大学では大学4年生になると研究室で研究を行います。
研究室は教授や准教授、大学院生と学部生で研究に取り組みます。
研究室での主な活動
化学系の研究室での主な活動
- 実験(7割くらいこれ)
- 実験で得られたデータを発表する
- 論文調査(世界中の論文を調べて読む)
- 教授や先輩とのミーティング
- 実験室内の器具や試薬の発注などの雑務(ほぼ院生の仕事)
研究室で過ごす時間の7割くらいは、実験を行っています。
実験をして得られたデータは、まとめて学内外で発表しますし、研究内容の動向を知るために英語で書かれた論文も読み込みます。
また、院生の仕事であることが多いですが、実験で使う器具や試薬の発注業務も行います。
有機化学系研究室の一日
有機化学系研究室の一日について解説します。

有機化学系研究室の一日はだいたい上のグラフです。
8:00
起床して、朝ご飯を食べて家をでます
9:30
大学に到着して、実験を開始します。実験の開始時間は、前日にしていた実験内容によって前後します
13:00
実験の区切りの良いタイミングで昼食取ります。
学食・お弁当・コンビニ・外食など人によって様々なのでみんな自由に昼食です。
14:00
昼食を終えて、午後の実験をスタートです。
また、このあたりに教授とミーティングすることもありますので、眠たそうにしないのがポイントです!
17:00
実験が終わり、器具の片付けも終え、今日した実験のデータ整理や論文を読んだりします。もし、長引く実験(カラムやGPC)をしているともっと遅くなります。
19:00
帰宅します!!
21:00
ようやく訪れた自由な時間。急いでYoutubeをみます
23:00
就寝です。あまり遅くまで起きていると次の日の実験をきたします。
バイトできる?

バイトが禁止と言うことは稀です。
しかし、研究室によっては大学院生に対して、「バイトはオススメしません」としているところもあります。
仮に、禁止されていなくとも研究が忙しいです。
もし、バイトしたいなら土日か、平日の夜に近場でするぐらいでしょう。
大学院生はお金がありません。
他の分野の研究室との違い|有機系ってきつい?
う~ん、有機化学以外の研究室はどうなんだろう?
ここからは、他の分野の研究室について紹介します
化学系の研究室は、だいたい下記です。
- 有機化学系研究室
- 無機化学系研究室
- 高分子研究室
- 分析系研究室
- 環境系研究室
- 生物系研究室
- 錯体系研究室
このうち、僕の個人的な意見ですが、特に忙しいと思う研究室3つを紹介します。
(※研究室の忙しさは、教授によるところもかなり大きいので一概に言えません)
特にいそがしい研究室3選
- 有機化学系研究室
- 高分子系研究室
- 生物系研究室
僕の経験上、上記の3つが忙しいことが多いです
有機化学の研究は、カラムや合成など実験につきっきりなことが多いです。
しかし、無機系の研究では「このあと2時間放置」とか、そういうことが多いです。
また、高分子系や生物系の研究室も遅くまで研究していることが多いように思います。
まとめ
今回のまとめです
- 研究室では実験以外にも論文調査やミーティングがある
- バイトするなら土日
- 特に有機系は忙しい
「もう、有機系辞めよう…」
と思った方もいるかも知れません。
それも一つの選択です。
逆に、「これでも頑張りたい!」と思えたなら有機系に進むことをおすすめします!
良い研究生活を!
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