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【旧帝大合格した】大学院試向け無機化学問題集の選びの基準

化学系大学院 院試
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こんにちは、とりあげです

今回は、化学系大学院への合格を目指す受験生に向けて無機化学のおすすめ問題集・参考書を紹介していきます!

1.無機化学で学ぶこと

無機化学では、

  • 固体化学(六方最密構造、結晶構造)
  • 分子軌道や原子軌道
  • 酸・塩基
  • 酸化還元
  • 電気化学
  • 錯体

について学びます。

僕の個人的な偏見ですが、化学が得意な人には、「有機化学は得意だけど無機化学はよくわからない」と言う人が多い印象です。

たしかに、無機化学は理解が難しいことがありますが、多くの大学院の院試で必要になる知識です。院試の機会にマスターしちゃいましょう!

問題集を購入する前にすること

過去問を解く(足りない知識=勉強すべき場所)

有機化学の参考書紹介の記事でも書きましたが、院試において最も重要なことは過去問を解くことです。過去問が今のあなたに足りない知識を教えてくれます。

というわけで、問題集探しの前に、まずは第一志望の大学の過去問を解くようにしましょう。
結局、いくら問題集を完璧に解けるようになっても過去問に手も足も出ないんじゃ意味がありません。

なので、まず過去問を解きます。過去問を解いてみると、おそらくほとんどの人が「全くわからなかった」という状態になります。しかし、僕もはじめはそうだったので安心してください。

過去問を解いて、まったく歯が立たないことがわかったら、どこの分野のどういう知識が足りなかったのか考えてみましょう。例えば、電気化学の標準電極電位の意味がわからなかったなら、あなたが勉強すべき知識は「電気化学の電位に関すること」です。

このやり方で、過去問から自分に足りない知識を認識するのです

問題集選びの基準

さて、ここから問題集選びの基準を説明します。
問題集を選ぶときに見るべきポイントは以下の3つです。

  • 自分がほしい単元の知識が載っているのか?
  • 本の重さ・問題量は適切か?
  • 回答が丁寧で自分が理解できるか?

・自分がほしい単元の知識が載っているのか?

過去問に取組んで自分に必要な知識がなにかがわかった人は、その問題集に自分が必要としている知識が載っているのかチェックしましょう!
自分がほしい知識が載っていなければ何のためにその問題集に時間を割くのかがわかりませんので、しっかりチェックするようにしましょう!

このとき、注意してほしいのは過去問と全く同じ問題の解説がないとダメというわけではないということです。
「自分が勉強すべき知識の問題があるかどうか」が大事です。

・本の重さ・問題量は適切か?

二つ目に見るポイントは、本の重さと問題量です。

「いやいや、本の重さなんて関係ないでしょ!!」と思ったそこのあなた。
たしかに、本は重さよりも内容が大事です。しかし、毎日重たい荷物をしょって大学や自習場所へ移動するのと、軽い荷物で快適に移動するのじゃ体力的に、結構違います。院試勉強は孤独です、自分の快適さを確保するためにも本の重さは見なければなりません。
※重たくても良い本はあります。

問題量も重要です。問題量が多すぎると途中で挫折してしまったり、最後まで解ききれなかったりします。挫折する時間は無駄なので自分が解ききれると思う問題量の本を選びましょう。

・解答が丁寧で自分が理解できるか?

三つ目のポイントは解答が丁寧か?です。

問題集で勉強する目的は、わからない問題を解けるようにすることです。つまり、問題集の中でわからない問題を見つけ、最終的にそれを解ける必要があります。
院試の問題集は、どの問題集も専門的で難しいです。解答の文章まで難しくて理解できないなら、全くもってその問題集で勉強する意味はありません。

自分が理解できる解答の問題集を選ぶようにしましょう!

おすすめ問題集1選

さて、ここからおすすめ問題集を紹介します。

といっても、僕から紹介するのは僕が実際に使っていた一冊だけです。この一冊と過去問以外に、どうしてもわからないことがあるときだけ参考書を読んでいました。

僕が実際に使っていた一冊は、「無機化学演習 大学院入試問題を中心に」です。
院試の時は、本当にお世話になった一冊です。一週目ではまったく解くことのできなかった問題だらけでしたが、最終的に理解して解くことができるようになりました。それくらい、解答が丁寧に書かれている問題集です!
無機化学でどの問題集を使うべきか悩んでいる人には、これをおすすめします!

しかし、それでも解答が理解できない問題もありました。そういうときは、周りの友達に聞いてみたり、ネット検索でなんとかして理解するように努めました。
わからない問題が多いかも知れませんが、その場合でも最初から答えを見るのではなく、なるべく自分にある知識で答えを出そうと、もがくようにしました。
この練習をしていたため、当日の試験で見たことのない内容でも考える力がつきました。


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まとめ

今回は、院試勉強を頑張る全国の受験生に向けて無機化学のおすすめ問題集を紹介しました。

  • 問題集に取組む前に過去問を解こう
  • 問題集を選ぶときのコツは、
    ①自分の知りたい分野の問題が載っているのか?
    ②本の重さ・問題量は適切か?
    ③解答が丁寧で自分が理解できるのか?
  • 基本的には、過去問+問題集。どうしてもわからない部分には参考書を見直したり、友達に聞いてみたり、ネット検索してなんとかして理解する

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